尾道の文化を守る「尾道ダイダイ復活プロジェクト」
尾道では、古くから祭事の供え物や造酢の原料として、ダイダイが地域の人々の生活に深く根ざしてきました。しかし、近年は需要の減少により果実の単価が下がり、生産・供給体制の維持が課題となっています。
HRCは、この課題を解決するため、2024年より「尾道ダイダイ復活プロジェクト」をスタートさせました。これまで活用されてこなかった「ダイダイ果皮」に注目し、未利用部位を精油としてアップサイクルする取り組みです。これにより、果実の新たな価値を創造し、単価向上に貢献することで、尾道の美しい景観や地域文化の維持を目指しています。抽出された精油は、THREEの新しい商品の香りや有用成分として活用される予定です。

科学と手仕事が交差する、400Lの大型蒸留器
THREEの精油づくりは、植物のDNA調査から収穫まで、地元の方々と協力し、全行程を自社で行うのが特徴です。収穫された果皮は酸化しないよう蒸留所へ直接運ばれ、オリジナル蒸留器で水蒸気蒸留されます。
尾道蒸留所では、400Lの大型蒸留器を導入。これにより、果皮がフレッシュな状態のまま大量に蒸留することが可能になりました。高い機能性を持つ精油の安定供給と、地域産業の活性化の両方を目指しています。

精油の蒸留工程
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果皮を蒸留器へ
蒸留所に届いた植物は、蒸気がまんべんなく行き渡るように、手作業で丁寧に蒸留器に入れられます。

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蒸留器へ水蒸気を送り込む
植物の入った蒸留器へ水蒸気を送り込み、100℃で蒸留。気化した芳香成分は水蒸気と混ざり合い、香りの元を含んだ水蒸気となります。

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精油を抽出
香りの元を含んだ水蒸気は冷却器で冷やされ、油と水の2層の液体に分離されます。この油が「精油」となり、水は芳香蒸留水として活用されます。

全国に広がる「地産素材活用」のネットワーク
THREEがこだわる国産精油づくりは、日本各地へと広がりを見せています。現在、熊本県南阿蘇村と佐賀県唐津市には、東京ドーム1.5個分を超える総面積を誇る「THREE ハーブガーデン」があり、25種類以上の芳香植物が無農薬で栽培されています。すべての生産工程で丁寧さと洗練さを貫いた国産精油は、圧倒的な透明感と成分構成で、自然と深呼吸したくなるような香りが魅力です。
今回の「尾道蒸留所」開設により、既存拠点との連携がさらに深まり、「最良の原料が最高品質の商品を創る」という信念のもと、THREEが育む国産精油の可能性と価値が全国、そして世界へと発信されていくでしょう。
国産精油を育むTHREEハーブガーデン
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THREE ハーブガーデン 南阿蘇
面積:50反(東京ドーム1個分)
南阿蘇蒸留所(800L 2台、400L 1台)

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THREE ハーブガーデン 唐津
面積:20反(東京ドーム約1/2)
呼子蒸留所(1600L 1台)

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THREE シトラスガーデン 広島
アップサイクル原料として、ダイダイを中心とした柑橘系の栽培が行われています。

自社での国産原料開発及び研究
HRCでは、THREEオリジナルの国産原料の開発と、精油が持つ効果の研究に力を入れています。化粧品ブランドとして国内最大規模で原料から精油づくりに取り組むとともに、科学的な視点から植物の力を解明し、有意義なものづくりに生かしています。

植物研究・製造研究・効果研究に分けて研究
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植物生理学・超微構造学

顕微鏡観察によって、植物の腺鱗や油滴などを詳しく調べています。

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分析化学・有機化学
自社精油の成分特長を分析し、その秘密を解き明かします。

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皮膚科学・細胞生物学
精油の肌への効果を細胞試験で検証しています。

THREE ホリスティックリサーチセンターについて
HRCは、2022年9月に株式会社ACRO内に設立されました。「精油」をはじめとする植物の恵みと、心・からだ・肌の関係を探求し、地域社会との連携を通じて新たな価値を創造・発信することを目指しています。人のあり方だけでなく、環境や社会のあり方も見据え、一歩先の価値を創出・発信することで、THREEのさらなる進化を担う重要な役割を果たしています。
詳細はこちら:https://acro-inc.co.jp/hrc/
THREEについて
「心・からだ・肌」のすべてに、ホリスティックにアプローチするTHREE。スキンケア、ヘア・ボディケア、フレグランスには、精油をはじめとする天然の植物成分をふんだんに使用し、心地よさと効果を追求しています。メイクアップでは、モードとナチュラルが融合したニューベーシックを表現。自然と調和し、その人らしい美しさを最大限に引き出すホリスティックケアとメイクアップを、一人ひとりが心地よさで満たされるように発信しています。



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