化粧品メーカーが「これ売れ残っちゃった…」と悩むのはどの商品?在庫処分ランキングが発表されたよ!

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なぜ化粧品メーカーは在庫を抱えやすいの?

最近の化粧品業界は、OEM工場に製造を依頼すれば簡単に販売メーカーになれる分業制が進んでいます。特にSNS発のブランド(D2C)や異業種からの新規参入が増え、工場を持たない形態が多いことから、参入障壁が低くなっています。

化粧品市場 ①供給過多 ②広告費高騰 ③スキンケア難民 ④高齢化 ⑤インバウンド ⑥インフレ

その結果、化粧品市場の広告入札者が増えて広告費が高騰したり、インフレで商品の原価が上がったりしています。さらに、たくさんの商品が溢れている「供給過多」の市場では、「スキンケア難民」と呼ばれる、自分に合う商品を探し続ける消費者が増えているため、製品在庫を抱えるリスクが高まっているんです。

在庫処分相談ランキングTOP10(総合部門)

総合 | 在庫処分相談ランキング 1位 シャンプー 837億円 2位 トリートメント 1,821億円 3位 スタイリング剤 2,000億円 4位 ヘアオイル 550億円 5位 美容液 2,602億円 6位 スカルプケア 900億円 7位 化粧水 1,260億円 8位 フェイスマスク 649億円 9位 クレンジング 1,700億円 10位 ヘアカラー 1,607億円

総合ランキングでは、ヘアケア製品が上位を占めています。特にシャンプーが1位にランクインしているのは意外に感じるかもしれません。

パーソナライズと高機能化が求められるヘアケア市場

ヘアケア製品の相談が多いのは、市場の変化と消費者の厳しい目があるからだと考えられます。物価高の影響で、消費者は「本当に価値があるもの」にしかお金を使わなくなっています。

美容室に行く回数が減り、自宅でのセルフケア(ホームケア)に力を入れる人が増える一方で、商品は「多機能・時短(1本で完結)」か「サロン品質の特化型」のどちらかに二極化しています。その中間にある「なんとなく良さそうな、中価格帯の市販品」が、一番売れ残ってしまう傾向にあるようです。

ニーズが細分化する中で、多様な要望に応えようと多品種展開を進めた結果、需要が分散してしまっています。白髪や薄毛、髪のハリ・コシの低下といった年齢による悩み、くせ毛やうねりといった個別の髪質、在宅勤務の増加やストレスによる頭皮や髪のトラブルなど、消費者の悩みは多岐にわたります。これらに対応するためには、より専門的でパーソナライズされた商品開発が求められています。

総合相談ランキング1位SHAMPOOシャンプー

スキンケア部門の在庫処分相談ランキングTOP10

スキンケア|在庫処分ランキング 市場規模 1位 美容液 2,602億円 2位 化粧水 1,260億円 3位 フェイスマスク 649億円 4位 クレンジング 1,700億円 5位 ボディクリーム 2,825億円 6位 洗顔 1,350億円 7位 日焼け止め 1,250億円 8位 美容オイル 150億円 9位 リップクリーム 235億円 10位 ファンデーション 1,250億円

スキンケア部門では、美容液、化粧水、フェイスマスクといった定番カテゴリが上位を占めています。これらのカテゴリは市場規模が大きいものの、多くのブランドが商品展開しているため、競争が激化しています。

定番スキンケアは競争過多のレッドオーシャン

化粧水や美容液は、有効成分や価格帯でのブランド間の違いが見えにくく、消費者は「どれを選ぶべきか分からない」と悩みがちです。一度使って効果を実感できなかった経験から、同じような成分の商品を避ける傾向も見られます。

スキンケア相談ランキング 1位 FACE SERUM 美容液

また、SNSで話題になった商品を次々と試す「スキンケア難民」の存在も顕著です。「自分に合う化粧品が見つからない」「何を使っても肌が改善しない」といった悩みから、継続して使われる前に他のブランドに移行してしまうことが多いようです。

専門家が語る商品企画のポイント

美容ライターの阿保幸菜氏は、「ブランドや商品の増加により供給過多が進み、『売れるか』ではなく『選ばれ続けるか』が重要な競争軸になっている」と指摘しています。また、「ニーズに応えすぎた多品種展開は、需要を分散させ、結果的に在庫リスクを高める要因にもなる」と警鐘を鳴らしています。

サステナライター・ヨガ講師のSAiCO氏は、「市場規模が大きい一方で競合が激しく、差別化が難しいカテゴリー」である定番スキンケアについて言及。SNS時代の今、商品自体がブランドの語り手となり、「欲しい」と「持続可能」を同時に叶える工夫が必要だと語っています。例えば、詰め替えできるボトルデザインや、環境にやさしい原料を使った処方など、「小さな工夫を積み重ねることこそが、これからのコスメ企画の差別化の鍵になる」とコメントしています。

在庫処分に困らない商品企画のために

日本国内化粧品市場規模の推移 (2019年~2025年)(兆円)

日本の化粧品国内出荷額は、2019年に過去最高を記録しましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で一時的に大きく減少しました。しかし、2025年には2019年水準への回復が予測されています。

在庫リスクを減らすためには、「市場とのズレを最小限にする」視点での商品企画がとても大切です。ブランドの世界観や処方による差別化がしっかり設計されていることはもちろん、市場の成熟度を把握することも重要です。今回のランキングも、その参考になるでしょう。

株式会社ビューズは、化粧品メーカーの在庫に関する課題を解決するため、具体的な支援サービスを提供しています。在庫処分のご相談に対しては、店頭ディスカウントストアの販路ネットワークを使って販売をサポートしてくれます。

商品発売前の段階から相談すれば、市場動向や競合分析を踏まえた「商品企画前アドバイザリー」も利用可能です。さらに、販売が伸び悩んだ商品の見せ方や構成を見直すための販促提案なども行っており、メーカーが抱える在庫を次の成長機会へとつなげるサポートを行っています。

本調査の詳細やサービスに関するご相談は、下記の窓口までお問い合わせください。

株式会社ビューズ 公式サイト: https://beaus.net/

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